
こんにちは。でこぺんです。
この記事では、学校司書として働く私が、読み聞かせをする際のコツをお伝えします。



第1回目は、読み聞かせする場所のセッティングについて解説します。
特別なものを用意する必要はありません。お部屋や教室にあるものを使って、子供たちがお話に集中しやすい環境を整えていきましょう。
読み手の背後はスッキリと


読み手の背後は、何もない壁などが理想です。
物があったりポスターがあったりすると、聞き手の目がそちらに向いて、気が散ってしまうからです。
背後に窓があるならカーテンを閉める。動かせないものは布で隠す。背後が黒板の場合は何も書かない。などの対策をするとよいと思います。



完璧じゃなくて大丈夫。その場所の事情を考慮しながら、できる範囲でやりましょう。
まぶしい日差しはカーテンでカット


読み手の背後が明るすぎると、聞き手からは逆光で絵が見えません。
また、朝などは光が強いので、本が光ってしまって見えにくいことがあります。
照明やカーテンを活用して、見やすい明るさに調節しましょう。



私の場合は読み始める前に「後ろの人見えるかな?」「横の人見えるかな?」と教室の子供たちに聞いたりしています。
見えにくい位置にいる子には「見えるところに移動してもいいよ」と声をかけておくのも良いと思います。
絵本は聞き手の目線に合わせて


絵本を開いて読み聞かせるとき、聞き手の目線の少し上に絵本があると見やすいです。
- 聞き手がイスに座る場合は、読み手が立つと、ちょうどよい高さに絵本がきます。
- 聞き手が床に座る場合は、読み手がイスに座ると、ちょうどよい高さに絵本がきます。
少人数や、手遊びなども合わせて行う場合は、読み手をUの字に囲むような形にするとやりやすいです。
最初からあれもこれもと気を配るのは大変です。回を重ねながら少しずつ工夫してみるのがいいと思います。



あせらずに、一緒に絵本を楽しむ気持ちでやってみてくださいね。



最後までお読みいただきありがとうございました。