司書が教える読み聞かせのコツ① 会場セッティング編

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でこぺん

こんにちは。でこぺんです。
この記事では、学校司書として働く私が、読み聞かせをする際のコツをお伝えします。

はんぺん

第1回目は、読み聞かせする場所のセッティングについて解説します。

特別なものを用意する必要はありません。お部屋や教室にあるものを使って、子供たちがお話に集中しやすい環境を整えていきましょう。

目次

読み手の背後はスッキリと

読み手の背後は、何もない壁などが理想です。

物があったりポスターがあったりすると、聞き手の目がそちらに向いて、気が散ってしまうからです。

背後に窓があるならカーテンを閉める。動かせないものは布で隠す。背後が黒板の場合は何も書かない。などの対策をするとよいと思います。

完璧じゃなくて大丈夫。その場所の事情を考慮しながら、できる範囲でやりましょう。

まぶしい日差しはカーテンでカット

読み手の背後が明るすぎると、聞き手からは逆光で絵が見えません。

また、朝などは光が強いので、本が光ってしまって見えにくいことがあります。

照明やカーテンを活用して、見やすい明るさに調節しましょう。

私の場合は読み始める前に「後ろの人見えるかな?」「横の人見えるかな?」と教室の子供たちに聞いたりしています。

見えにくい位置にいる子には「見えるところに移動してもいいよ」と声をかけておくのも良いと思います。

絵本は聞き手の目線に合わせて

絵本を開いて読み聞かせるとき、聞き手の目線の少し上に絵本があると見やすいです。

  • 聞き手がイスに座る場合は、読み手が立つと、ちょうどよい高さに絵本がきます。
  • 聞き手が床に座る場合は、読み手がイスに座ると、ちょうどよい高さに絵本がきます。

少人数や、手遊びなども合わせて行う場合は、読み手をUの字に囲むような形にするとやりやすいです。

最初からあれもこれもと気を配るのは大変です。回を重ねながら少しずつ工夫してみるのがいいと思います。

あせらずに、一緒に絵本を楽しむ気持ちでやってみてくださいね。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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この記事を書いた人

はじめまして、でこぺんと申します。
当ブログをご覧いただきありがとうございます。

2児の子育てをしながら、本と子どもに関する仕事をしています。日々をリラックスして楽しくすごすためのお役立ち情報を発信しています。

*certification*
図書館司書
学校図書館司書教諭
学校教員免許
(小/中/特別支援)

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