時計の秒針の音が気になって眠れないんだけど…。
人によって、ある音が気になったり、気にならなかったりするのはなぜだろう?
こんにちは。でこぺんです。
今回は、特定の音に対して強い嫌悪感情を抱いてしまう「ミソフォニア」(音嫌悪症)についてお伝えします。
ミソフォニアの症状
ミソフォニア(音嫌悪症)の症状は、特定の音に対して過剰に、強い不快感や嫌悪感を感じることです。
不快感の対象となる音はさまざまですが、たとえば次のようなものがあります。
- 咳払い
- くしゃみ
- 鼻をすする音
- パソコンのキーボード音
- 咀嚼音
これらの音に共通するのは「繰り返される生活音」ということです。
もちろん、これらの音をわざわざ好む人はあまりいませんが、ミソフォニアの特徴は、その不快感がとても強いことにあります。その結果、怒りを爆発させてしまったり、パニック状態になってしまうこともあるそうです。
音で脳をがんがん削られていくような、耐え難い苦しさがあります。
でこぺんの体験談
私の場合、学生時代からこんな音が苦手でした。
- テスト中に響く、文字を書くカッカッという音
- 寝室の時計の秒針の音
気になりだすと意識がぜんぶ音に行ってしまい、つらかったです。なぜ他の人は平気なのかとても不思議でした。
その後結婚して子供が生まれ、決定的に苦手な音を知ることになります。それは
- 鼻をすする音!
- 咳払いの音!
子供って、小さいうちはとくに頻繁に風邪をひきます。また、まだ鼻を上手にかめない年齢だと、一日中鼻をズルズルいわせていることも日常茶飯事です。
わざとではないし、体調が悪くてかわいそうという気持ちはもちろんありますが、一日中そばで聞いているのは本当にきついものがありました。
自分でできる対策
自分で出している音ではないので、音を直接止めることはできませんが、つらさを緩和するためにできることはあります。
私が実際に試して、効果があったと思う対策をいくつかご紹介します。
ノイズキャンセリングイヤフォン
私が普段使っている必需品のひとつが、ノイズキャンセリングイヤフォン。外界の音をシャットアウトしてくれます。小さめの音で好きな音楽を流しておけば、リラックス効果も高まります。
私はピンクを普段づかいしています。肌の色になじむので、つけていて目立ちにくいところも気に入っています。
小さめで突起の少ない形を選ぶと、マスクの付け外しなどの邪魔にならないね。
距離を調節する
学生の頃、席順の影響は大きかったと思います。
私は背後からの音を拾いやすかったので、一番前の席だと、後ろの音せんぶが被さってくる感じがしてつらかったです。後ろの席のほうがラクに過ごすことが出来ました。
個人差が大きいと思いますので、それぞれの特性にあわせて先生に相談してみるのも良いと思います。
いつも希望が叶うわけではないけれど、先生に特性を知ってもらうだけでも安心につながるね。
イヤーマフ
ノイズキャンセリングイヤフォンほどの遮音性はありませんが、ふんわりと耳を守ってくれる感じが気に入って、冬はこちらを使うことも多かったです。
カジュアルな服に合わせるとかわいいです。
物理的に耳を塞げるアイテムは、私にはとても効果がありました。今はデザインもオシャレなものが増え、ファッションとして自然に取り入れながら、さりげなく音を防ぐことが出来ると思います。
お守りがわりに、お気に入りのアイテムを鞄に入れておくと、急な事態にも対応できるね。
おわりに
音に対する許容力は人によって大きく違うため、なかなか「つらい」と声を上げにくいミソフォニア。私も模索中ではありますが、自分だけではないんだなと知ったことで、つらさがずいぶん軽くなったような気がしています。
小さなことからひとつづつ、取り得る対策を試していくなかで、自分に合う防御法を見つけていけたらいいなと思います。
一緒にベストな方法を見つけていけたらいいですね。
最後まで読んでくださってありがとうございました。