字を書くのが苦手だな…。黒板を書き写すのが間に合わないよ。
こんなお悩みはありませんか。ちいさな工夫で板書のつらさを軽減できたら、ゆとりをもって授業に集中できますね。
今回は、板書が苦手なお子さんに向けて、ノートをとるのがラクになる文房具をご紹介します。
この記事でわかること
- ノートをとるのが苦手な原因
- 書くことをサポートするおすすめ文具
ノートをとるのが苦手な理由
ノートをとるのって、じつはハイレベルな作業です。
- 黒板を見て、記憶する
- 覚えた文字や形をノートに書く
そこに加えて定規を使ったり、先生の話を聞きながらだったり…。いくつもの動作を同時進行で行う、複雑な作業だったりします。
お子さんがノートをとるのが苦手な理由はさまざまです。たとえば
- 文字や図形を把握するのが苦手
- 視覚過敏で真っ白のノートがまぶしく感じる
- えんぴつの力加減がむずかしい
などなど。つまずきを一つずつ解消して、ラクに板書ができると授業が楽しくなります。
ここからは、板書にまつわる苦手をサポートしてくれる文房具をご紹介します。相性があると思いますので、お子さんの特性に合わせてお試しください。
視覚過敏のお子さんにやさしいノート
真っ白なノートは光を反射するため、視覚過敏のあるお子さんはまぶしいと感じることがあります。大栗紙工のmahoraノートは、ノートに淡い色がついていてまぶしさを軽減します。
ここがナイス!
- 淡い色つきの紙がまぶしさを軽減
- 罫線ではなく色の濃淡で行を表現
まほらノートには罫線がなく、色の濃淡のシマシマで行を表しています。文字や図形を把握するのが苦手なお子さんで、罫線があると見づらい場合には、罫線をなくすことで文字や図形を描きやすくなることがあります。
「まほら」とは、「住み心地のいいところ」を意味するやまと言葉だそうです。パステル系の色合いがかわいい♪
ノートの種類は学校の指定などもあるので、授業で使えるかどうか事前に確認するといいですね。
ツルツルしない、書きごごちをえらべる下敷き
下敷きを入れると、かえって書きにくいと思ったことはありませんか。じつは私はありました。つるつるしてしまって、書きにくくていやだなあと子どもの頃に感じていました。
使わないと先生に注意されるからと、ガマンして使っていました…(^^;
やわカタ下じきは、片面が柔らかい素材でできているので、えんぴつやペンの先が適度にひっかかります。
ここがナイス!
- 柔らか素材でツルツルしすぎない書きごこち
- 裏はふつうの下じきなので好みで使い分けができる
ノートがすべって書きにくいというお子さんは、適度なひっかかりがある方が書きやすい場合もあります。
うら面はふつうのつるっとした下じきなので、場面に合わせて使い分けることもできますよ。
すべりにくい定規(じょうぎ)
下じきに次いで、すべって使いにくいものといえば定規。「押さえる」と「線をひく」の2つの動きを同時にするので、むずかしいんですよね。
モチモノの「ピタットルーラー」は特殊なすべり止めがついています。押さえているあいだに定規がずれないので、まっすぐな線を引きやすいです。
ここがナイス!
- すべらせるときには動かしやすく、押さえたときにはピタッと止まるすべりどめ付き
鉛筆を正しく持ちやすいグリップ
えんぴつを持つのって、意外にむずかしい。指の位置や力加減など、一度ついたクセを直すのはけっこう大変です。
クツワのプニュグリップは指の位置にくぼみがついているので、鉛筆に取りつけて使うことで正しい持ちかたを学べます。
ここがナイス!
- グリップのくぼみに指を合わせて持つと、自然と正しいもちかたに
- 適度なぷにゅ感が力の入れすぎを予防
- 4コ入りで100円程度とリーズナブル
カラーも色々あるので、お気に入りの鉛筆に色を合わせてもオシャレ♪
左きき用もあるよ!
おわりに
学校に通っていると、なかなか避けては通れない「書く」という作業。書くのがイヤで勉強がきらいになるのはもったいない。少しでもその負担を軽くできたら、日々がもっとラクになると思います。
「書く」ことはあくまで手段のひとつ。勉強の面白さはもっと別のところにあります。
がんばりをサポートしてくれる道具を上手に取り入れて、授業に楽しく参加できたらいいですね。
最後まで読んでくださってありがとうございました。