ウィズコロナの学校は、HSCさんにメリットがいっぱいでした

HSCのウィズコロナ
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でこぺん

こんにちは。でこぺんです。小中学校の図書室で働いています。

新型コロナウイルス対策として、学校の様子も大きく様変わりしました。


ニュースなどではマイナスな面ばかりが報道されがちでしたが、じつはこの環境HSCさんにはかなりメリットがありました。

はんぺん

あくまで著者の個人的見解ですが、HSCさんへのメリットベスト5をご紹介します。

目次

1  もくもく食べる黙食

グループでワイワイ食べていた給食は、2023年春現在、今だ黙食です。個人の机でひとりもくもく食べるのみ。

これ実は快適なんですよ。

小中学校での給食が苦手だった私。食べながらしゃべる、これがうまくできなかったんですよね。

このおかず美味しいなー、なんて思っているうちにどんどん移りゆく話題。昨日のテレビ、流行りの歌、推しメンは誰…

とにかくペースについていけないわけです。長縄とびに入りたいのに、縄が速すぎてギブアップ、みたいな。

当時の私のようなタイプのお子さんにとって、堂々と黙食できる環境は、ラッキー要素ではないでしょうか。

個人的にはコロナが落ち着いてもたまには黙食したいなあ、なんて思っているところです。

2 グループ活動が少ない

「班で話し合ってください」「2人組で準備体操します」こんな活動も大幅に減りました。「近距離で密な活動」、ずいぶん少なくなりましたね。

班で話し合う代わりに、考えたことをふせんに書いて見せ合う、なんていう手法も生まれました。

これ、お子さんによってはかなり参加しやすいのではないでしょうか。意見を直接言うのは勇気がでないけど、ふせんに書くならOKという場合、少なくないんじゃないかな。

コロナ後ぱったりやめるのはもったいないアイデアだと個人的には思います。

時にはこんな方法も、残しておいてくれたらうれしいなあ。

3 リモートやオンラインが増えた

休校に伴いリモートやオンラインの授業も、特別なものではなくなりました。

クロームブックが一人一台貸出されるようになったことで、自宅にPCがなくてもオンライン授業に参加できます。これは大きな転機だと思います。

様々な理由で登校が難しかったお子さんが、オンラインで学校活動に参加できたケースもあると聞きます。

上手に利用することで、色々な状況にあるお子さんが授業に参加しやすくなるかもしれませんね。

4 マスクで顔がかくれる

人のちょっとした表情の変化が気になってしまう、空気読みすぎタイプにとって、マスク生活は案外快適なのでは。夏はちょっと暑いですけども。

人の表情を必要以上に見なくていい、自分の表情も「やばっ。ムスッとしてると思われたかな」とか気にしなくていい。マスクって便利だなーと思います。

マスクはコロナ後も、花粉対策や風邪予防など、続けたい人は今後もナチュラルに続けられそうですね。

マスクで表情が見えないことがかえって不安な人もいると思います。つけるorつけないを自由に選べるといいかもしれませんね。

5 イベントが静か

運動会でワーワー応援。レジャーシート広げてお弁当。家族みんなで、なんなら祖父母やご親戚も。

こんな光景も、久しく見なくなりました。

体育祭も持久走も大声ではなく拍手で応援です。音に過敏なお子さんは、だいぶラクなんじゃないでしょうか。

私の地域では運動会はお弁当もなし。子どもたちは、自分たちの出番が終わったら教室で給食です。

観覧者も、各家庭1人か2人。大家族のにぎわいを横目に、ちょっと肩身が狭いなあ、なんてこともありません。

この点については、2023年以降また変わってきそうな雰囲気ですね。

おわりに

ウィズコロナで、学校活動はずいぶん変わりました。その中で感じたのは

「ルールは、案外変えられなくもないんだな」ということ。

ウィズコロナで作られた新しい生活ルールは、また元に戻っていくものもあれば、形を変えてゆくものもあるでしょう。

「どうしても自分には合わないな」というルールに遭遇したとき、合わない自分を責めるよりも、ぜひ他の抜け道や選択肢を探してみてください。

近年、学校も変わってきています。ちょうどよい選択肢が見つかるかもしれません。

最後まで読んでくださってありがとうございました。

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この記事を書いた人

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本の仕事と子育ての経験をもとに、日々をほっとリラックスしてすごすための情報を発信しています。

【certification】図書館司書/学校図書館司書教諭/学校教員免許

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